COLLECTION

オランダのミッドセンチュリー期を代表するデザイナー、Cees Braakman（シーズ・ブラークマン）とAdriaan Dekker（アドリアーン・デッカー）によってデザインされたワイヤースツールです。ブラークマンは1940年代に渡米し、デザインや製造工程を学ぶ中でイームズ夫妻とも接点を持ち、多大な影響を受けたと言われています。

1950年代は、戦後の技術革新がデザインにも色濃く反映された時代。中でもワイヤーで形成された家具は、機能とデザインを高い次元で両立させた画期的な存在として注目を集めました。このスツールもその一例で、室内はもちろん、バルコニーなど屋外でも映えるクールな佇まいが魅力です。

こちらは1958年にデザインされ、オランダのメーカー「Pastoe（パストー）」より発表されたモデル。一時は製造中止となったものの、そのデザイン性が再評価され、後に復刻された後期の作品となります。