COLLECTION

1950年代、べルギーの家具メーカー「Meurop」でアートディレクターを務めたフランス人デザイナー、Pierre Guariche（ピエール・ガリッシュ）による一脚です。Pierre Guaricheはモダンデザイン史において様々な功績を残した人物です。

こちらの椅子はシートハイがダイニングチェアの高さでありながら、緩やかな傾斜と広い背・座面によって、ラウンジチェアのようなホールド感と快適さを兼ね備えています。実際に腰を下ろすと、その心地よさを実感できるはずです。

張地は当時のオリジナルを保持しており、丁寧なステッチがこの椅子の意匠のひとつ。カラーは一見ブラックに見えますが、グレーと深緑が織り交ざったような、ヴィンテージならではの深みある色合い。部分的に小さなダメージはありますが、美観を損なうものではなく、内部ウレタンも良好な状態で、そのままお使いいただけます。